今日の記事では、「売上があがる治療院とあがらない治療院」にみられる、3つの違いについて解説していきたいと思います。

売り上げをあげる治療院のポイント①素直さ

まず1つ目の違いは、素直さです。

売上があがる治療院の先生は、まず自分が尊敬できる師匠を見つけて、師匠から素直に学ぶことができます。

優秀な先生や経営者の中には、人から学ぶことなく独学で成功できる人もいることでしょう。

でも、私にはそんな秀でた能力はありません。

私自身も、現在は大阪で整骨院を経営して月500万円の売上を手に入れていますが、自分だけの独学で学んできたわけではありません。

最初のうちは保険施術で順風満帆に売上をあげていましたが、時代の流れにまったく適応しようとせず、6ヶ月連続で赤字を垂れ流していた時期もありました。

そこからなんとか経営を立て直すために、師匠のもとでマーケティングや集客を学ぶようになったんですね。

素直に相手の話を受け入れて、自分の価値観から抜け出す

そんな私がマーケティングや集客の勉強をする際には、まず素直に学ぶことから心がけました。

尊敬すべき師匠を作って素直に学ぶことができなければ、自分の価値観の殻にこもってしまい、そこから抜け出せなくなるからです。

要するに、人の話を聞けないということですね。

たとえば売り上げがあがっている先生とあがっていない先生のカウンセリング(問診)を聞いてみると、違いがよくわかります。

売り上げがあがっている先生は、「肩や腰が痛いんです」目の前の患者さんの話をじっくりと聞いて、先入観を持たずに痛みや悩みを聞き分けます。

でも、売り上げがあがっていない先生の場合は、患者さんの第一声だけ聞いて「きっと猫背からくる肩こりが原因だな」と決めつけてしまいます。

その先入観から抜け出せなくなってしまい、本当の症状を聞き分けることができなくなるのです。

私のカウンセリングでも素直さを心がけています

実際、私もカウンセリングのときには、いきなり「こんなことありますか?」とは聞かないようにしています。

まずは患者さんの言葉で、患者さんの表現で症状を聞いてみる。

同じ「痛い」でも、患者さんによってズキズキなのか、チクチクなのか、ジーンとなのかは違ってきます。

そうした表現をきちんと聞き入れてから、最後に「こんなことありますか?」と聞くわけですね。

スタッフとの接し方でも、素直さが不可欠

他にも、スタッフとの接し方でも素直さが欠かせませんよね。

院長先生に対して「実はモチベーションが上がらないんです」という相談が来たとして、先入観で物事を決めてしまう先生だと「きっと五月病だな」と決めつけて、本当の悩みを引き出すことができません。

「傾聴」という言葉があるように、相手がどんなことで悩んでいるのかを素直に聞いてあげる…そんな習慣を身につけましょう。

売り上げをあげる治療院のポイント②行動力

続いて2つ目の違いは、行動力です。

たとえば、私のスクールの生徒さんでも、売上をバンバンあげていく人は、決断と行動がとても速いという特徴があります。

一方で「お金がないからできません」という人も一定数います。

そうした人たちには危機感が足りておらず、本気で学ぼうとする意欲に欠けてしまっています。

もちろん1000万円とか3000万円といった金額なら難しいでしょうけど、100万円程度なら誰でもすぐに用意できるはず。

だって、自分の家族が命の危機に直面していて、100万円の治療費があれば先進医療を受けられると聞かされたら、誰だってどうにか工面しようと考えるでしょうから。

自腹を切って学び、本気で勉強する

私自身も、今でも治療技術についてのセミナーに通い、決して安くはないお金を払っています。

私の整骨院のスタッフの中にも、600万円の参加費用がかかる技術セミナーに行く人がいます。

もちろん私はスタッフのキャリアアップのためにはサポートを惜しみませんが、「私が代わりに払いましょう」とは決して言いません。

なぜなら、人に出してもらったお金でセミナーに参加しても、絶対に技術は身につかないからです。

できない理由を探すのではなく、即決即行動を!

私も治療家として、患者さんの治療を命をかけてやっているつもりです。

自分の治療を通じて、健康な人をもっと増やしたいと願っています。

そのためにはマーケティングの勉強も、治療の勉強も欠かすことはできない…。

それがわかっているからこそ、マーケティングにも治療にもしっかりと投資しています。

「お金がない」とできない理由を探すのではなく、即決即行動を心がけてほしいと思います。

即決したら「リサーチ」という即行動を

ただし、行動の仕方を間違ってしまうと意味がありません。

即決して、むやみに行動したとしても失敗に終わります。

そうではなく、即決したら「リサーチor勉強」という行動を起こすべきです。

たとえば、私のブログやYouTubeから「Instagramやりましょう!LINE@やりましょう!」と聞いて、すぐにInstagramやLINE@をはじめたとしても、具体的なやり方がわからないはず。

もちろん即行動することは大事なのですが、即決したらまずリサーチor勉強という行動に移すべきなのです。

私の即行動は、SNS集客のリサーチでした

ちなみに私の場合は、赤字経営が続いて「ヤバい!」となったときに、まずSNS集客をやろうと考えました。

でも、当時はSNS集客のことをまったく知らなかった状態です。

LINE@のアカウントを作ってはいましたが、まったく使っておらず友達の数もほぼゼロ。

そんな状態ではありましたが、「SNS集客ならゼロ円でお客さんを集められる!」と聞いて、興味を持つようになったんですね。

お金をかける集客は、失敗ができない

治療院集客では、よくチラシやPPC広告といった方法が使われます。

どちらもお金がかかる手法ですので、当時赤字経営を続けていた私が実践してもし結果が出なかったら、死活問題になります。

その点、SNSなら無料で始めることができるので、たとえ失敗したとしても多少時間がムダになるだけ。

努力でいくらでもライバルと渡り合えるのですから、やらない理由はない!と考えました。

そこでまずは、「SNSとは何なのか?」というレベルから、徹底的にリサーチをはじめました。

Instagramとは?LINE@の特徴は?と、どんどん調べていくうちに『SNS集客って、まだほとんどの人が知らないのでは?』という仮説にもたどり着きます。

今がチャンスだと思った私は、さっそくマーケティングの師匠に学ぼうと行動を起こしました。

今の時代、集客にお金をかけるのは三流

治療の合間や仕事終わりに、寝る間も惜しんで勉強。

どうすれば成功するのか?どうやれば集客できるのか?をひたすら調べて、行動したわけですね。

今の時代、集客にお金をかけているようじゃ三流です。

チラシやPPC広告は昭和のやり方で、今は令和の時代。

わざわざお金をかけなくたって、SNSやLP、YouTube、MEOなど無料でできるやり方で結果を出すことができます。

正しいやり方を学び、結果が出るテンプレートをもとに行動すれば、必ず売り上げは上向いていくのです。

おわりに

今回は売上があがる治療院とあがらない治療院の違いについて2つのポイントを解説してきました。

残りのポイントについては、次回の記事で紹介していきますね。