こんにちは!
治療院集客専門家の嶋橋です。
皆さんは「じりつ」という言葉を使うことがありますか?
「じりつ」と読む言葉といえば、「自立」「自律」の2つが代表的です。
では、この2つの言葉の意味を、正しく答えられるでしょうか??
もちろん、この2つの言葉の意味がよく分からなくても、日常生活に困ることはありません。
でも、この先治療家として大成したいと考えるなら、この2つを意識的に使い分ける必要があるんですよ!
そこで今回は、「自立」「自律」の違いと、治療家として大成するために必要な行動について、お伝えしていきたいと思います^^
自立と自律はどこが違うのか?
まずは、「自立」「自律」、この2つの違いについてみていきましょう!
それぞれの言葉の辞書的な意味は、次のようになります。
【自立】
https://kotobank.jp/word/%E8%87%AA%E7%AB%8B-535816
1.他への従属から離れて独り立ちすること。他からの支配や助力を受けずに、存在すること。
2.支えるものがなく、そのものだけで立っていること。
【自律】
https://kotobank.jp/word/%E8%87%AA%E5%BE%8B-535817
1.他からの支配・制約などを受けずに、自分自身で立てた規範に従って行動すること。
2.カントの道徳哲学で、感性の自然的欲望などに拘束されず、自らの意志によって普遍的道徳法則を立て、これに従うこと。
もう少しシンプルに言い換えてみましょう。
自立:他に頼らないこと
まず「自立」については、他に頼らないことだと覚えておくといいでしょう。
「ペットボトルが机の上に自立している」という感じで、壁や物に支えられることなく、1人で立っているイメージですね!
経済的な自立は、家族からお金を援助してもらったり、借金したりしていないこと。
技術的な自立は、1人で開業して治療院を続けられるスキルを持っていることを言います。
自律:自分との約束を守ること
一方の「自律」は、自分との約束を守ることだと覚えましょう!
「明日は朝5時に起きる」と決めたら、その通りに起床する。
逆に、ウトウトして朝6時に起きるようなら、自律できていないという意味になります。
ちなみに、私たちの体にある「自律神経」も、こちらの字を使いますね!
内臓や血管などの動きを体内のルールにしたがって活動させるのが自律神経ですから、自律の意味そのままですね^^
時と場合に応じて必要な、自立と自律
さて、この「自立」と「自律」は、私たちのキャリアや将来の働き方を考える上でも、大事になってきます。
この2つの言葉を意識しながら仕事について考えてみると、大きなヒントを得られるんですよ^^
開業する時には、経済的な自立
たとえば、私たちがお店を開業して、1人で治療院をやっていくとなった時には、経済的な「自立」が必要ですよね?
自分で開業資金を用意したり、銀行などから借りたりすることで、初めて自分のお店を持つことができるわけです。
でも、浪費癖が治らなくてまったく貯金がなく、お金があったら全部使い切ってしまう性格だったら、経済的自立を果たしているとは言えません。
自分のお店、自分の会社という資本を作るためには、そもそも経済的に自立していることが必要なんですね!
経営を安定させるには、自立と自律
お店を開業した後、治療院の経営を安定させるためには、「自立」と「自律」の両方が必要になります。
なるべく銀行からの借金を減らし、利益を残して運転資金に使う経済的自立はもちろん、
毎日サボることなくお客さんを受け入れ、働き続けるだけのモチベーションも必要です。
これが自分を律する力、つまり自律心ですね!
もし自律することができなければ、お店をどんぶり勘定で経営してしまったり、行き当たりばったりな事業計画を作ってしまったりするわけです💦
こうなれば、お店が潰れるのも時間の問題でしょう。
新しいことを学ぶなら、自律
それからもう1つ、治療家として大成したいなら、新しい物事を学び続ける必要があります。
それは治療の技術だったり、集客のスキルだったり、経営のノウハウだったりするでしょう。
もしくは自分でHPを作って運営するためのWEB系のスキルとか、見栄えのいいチラシを作るデザインのスキルも入ってくるかもしれません。
こうした新しいことを学ぶときって、自律心がないとすぐサボってしまうんですよね💦
あるいは、経営がピンチに陥って、尻に火がついてやっと勉強を始める…みたいな、過去の私みたいになってしまいます。笑
そうじゃなくて、余裕がある時から勉強を続けるために、自律することが欠かせないんです!
経営者は自己コントロール力がすべて
そもそも私たち治療家というのは、1人の技術者である前に、1人の経営者なんですよね。
経営者の仕事といえば、お店や会社の方針を決めたり、事業計画を立てたりするのが役割。
つまり、物事の意思決定をする責任を持っています。
もしあなたが単なる従業員だったら、決められたルールにしたがって働けばいいだけですから、ただ「自立」して働ければ十分。
でも、経営者として答えのない仕事を続けるためには、「自立」はもちろん、「自律」がないとやっていけないんですよ。
自律心、つまり自己コントロール力がなければ、あっという間に経営が傾くでしょうから💦
自律する力を伸ばすためには?
そうは言っても、これを読んでいる治療家さんだったら「自立」はすでに果たしていると思います^^
問題は、「自律」ができないこと、つまり自分を甘やかしたり、ついサボったりすることだと思います。
「集客の勉強をしようと思ったのに、家に帰ったらついダラダラしてしまった」
みたいな経験は、誰にでもあるんじゃないでしょうか??
そんな自律ができていない状態から、しっかりと自分を操り、コントロールできるようになるためにはどうしたらいいのでしょうか?
他責思考ではなく、自責思考を持つ
まず皆さんに心がけてもらいたいのは、他責思考ではなく、自責思考を持つこと。
他責思考というのは、「うまくいかない原因は、周りの環境にある」と考えることです。
自責思考は、「うまくいかない原因は、自分にある」と考えること。
他責思考は心の安定を保てるかもしれませんが、すべて人のせいにしがちなので成長がありません。
一方で自責思考は、自分を追い詰めるリスクはあるものの、常に改善して成長できる考え方です^^
治療家として大成できるのも、当然自責思考を持った人。
だから皆さんも、何かうまくいかないことがあったときに、周りや他人のせいにするのではなく、「自分の準備や対策が不十分だったのでは?」と考えるクセをつけて欲しいと思います!
自己肯定感を高める
それからもう1つ、自己肯定感を高めることも大切です。
自己肯定感というのは、あるがままの自分をそのまま受け入れること。
周りと比較して自信を失ったり、今の環境が恵まれていないことに腹を立てるのではなく、もっとポジティブに考えるわけですね!
もっと具体的にいえば、「私は自分との約束を守れる人間だ」と考えるのがポイント。
その上で、朝起きる時間とか、勉強する予定など、自分との小さな約束を守っていきましょう^^
そうやって自分との約束を守る習慣が、自律につながっていきますよ!
おわりに
というわけで、最後まで読んでいただきありがとうございました!
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