「動画」を使った集客方法がアツい!
2020年に入って、この業界でも集客の常識が大きく変わってきています。
従来の集客方法に置き換わるものとして「動画」が大きく成長しているんですね。
たとえば、YouTube、Instagramのストーリー、それから最新のもので言えばTikTokもそうですね。
「TikTokなんて10代向けのSNSなのでは?」と思われるかもしれませんが、数年前まではInstagramがまさにその立ち位置だったことを考えてみてください。
Instagramも最初は中高生がメインのSNSでしたが、今やシニア世代も当たり前に使っているSNSですよね。
その結果、今やFacebookやTwitterを抜いて一番集客できるSNSという立ち位置となっています。
近い将来にTikTokも、Instagramのような「認知を高める」集客ツールとして使われる可能性は非常に高いでしょう。
YouTubeを使って、効果的に教育・集客を
動画コンテンツを扱うSNSの中でも今もっともアツいのは、当然YouTubeですよね。
この記事でも「YouTubeを使っていこう!」という話をしていきたいと考えています。
ただ、私は「YouTuberになりましょう!」と言いたいわけではありません。
もちろん最終的には、人気YouTuberのようになってお客さんを集めることも可能でしょう。
しかしYouTubeを今すぐ始めるべき理由は別のところにあります。
それはテキストや画像よりも、動画のほうが圧倒的に情報量を伝えることができること。
LINEでメッセージを送るだけよりも、動画のURLを送ってあげて視聴してもらったほうが効率的に自分の価値を伝えられるというわけです。
そもそも集客の本質とは?
実際にYouTubeを使う前に考えてみてほしいのですが、そもそも私たち治療家にとって「集客」とはどういうものでしょうか?
これは文字通り、お客さんを集めることですね。別の言い方をすれば、あなたのファンになる人を増やすことがポイント。
では、あなたにとってのファンやお客さんってどういう人を言うのでしょうか?
その答えは、「あなたを信用・信頼してくれる人」です。
私たち治療家は、自分を信用・信頼してくれる人を増やすために努力していかないといけないのです。
そのためには、治療の技術を磨いて最新設備を導入することも、もちろん大切でしょう。
ただ、仮に最新の機械を5年のリース契約で導入したりしても、お客さんの満足度が確実に上がるかどうかは微妙ですよね。
私がおすすめするのは、もっとコストがかからず確実に効果が見込める、YouTube集客なのです。
これからの時代、「高い治療技術」は当たり前
最近では「高い技術を身につけてお客さんを集める!」という考え方は時代遅れになっています。
なぜなら、そもそも治療家は全員高い技術を身につけているのが当たり前になっているから。
私たちは技術力でライバルとの差別化を図るのではなく、いわゆる「ストーリービジネス」「キャラクタービジネス」によってお客さんに選ばれないといけません。
つまり、あなたがどんな価値観を持った先生なのか、どういう想いを持って治療しているのかをお客さんに伝えるわけです。
うまくストーリーを伝えることができると、お客さんから信用・信頼を得ることができて、ファンになってもらえるんですね。
来店すらしていない人に、どう価値を伝えるか?
従来であれば、実際にお店に来てくれたお客さんに対して治療を施しながらストーリーを説明するのが普通でした。
その結果、ファンになってリピーターとなってくれる…というのが、理想のビジネスモデルだったんですね。
しかし今の時代、新規のお客さんが来店するケースというのは非常に少なくなっています。
来店してからストーリーを伝えるのではなく、来店する前にストーリーを伝えて「この先生の治療を受けてみたい!」という心理になってもらうことが大切なんですね。
では、どうやってストーリーを伝えていけばいいのか?
そこで役立つのが、YouTubeのような動画コンテンツというわけですね。
「変わりたいけど、変われない…」を乗り越えるために
言うまでもなく「YouTubeを始めてみたい」と頭の中で考えている先生は多いでしょう。
「動画を撮るのって難しそう」「嶋橋さんみたいにうまく喋れません」と感じている人もいるかもしれません。
要するに、変わりたいと考えているのに変われないでいる先生ですね。
そんな自分を変えるためには、「意識と無意識」の関係についての知識が役立ちます。
たとえば『なぜ人と組織は変われないのか』という書籍の中に、「人は変革を望みながら、無意識に変革を拒んでいる」という言葉があります。
つまり、私たちは「こうなりたい!」という意識とは別に、無意識という存在によって思考や行動が支配されているわけです。
そんな無意識に立ち向かって自分を変えていくためには、4つのフレームワークを使って考えることがポイントになります。
- ①目標を明確にする
- ②目標達成できない理由を考える
- ③「裏」目標を明確にする
- ④「裏」目標の理由を考える
この4つのフレームワークを使って、自分の無意識を分析していくのです。
①目標を明確にする
治療院を経営しているなら、どんな先生にも「目標」があるはずです。
数年単位の長期的な目標、数ヶ月スパンの中期的な目標、1週間や1日ごとの短期的な目標などですね。
毎月の売上目標を設定しているなら、店舗の雰囲気を改善したり治療家としてのカリスマ性を磨いたりといったものですね。
②目標達成できない理由を考える
次に、その目標をなぜ達成できていないのかを考えます。
たとえば、営業時間後に経営について勉強していたら、いつの前にかYouTubeで関係ない動画をみていた…なんてことってあるあるですよね。
数字の計算が苦手だからと、つい後回しにしてしまっている先生もいるかもしれません。
③「裏」目標を明確にする
私たちが関係のない動画をみてしまったり、やるべきことを後回しにしてしまったりするのは、無意識がそうするように仕向けている=「裏目標」が存在するからです。
意識としては「目標を達成したい」と考えているにもかかわらず、無意識では「周りに認められたい」「プライドを守りたい」といった裏目標を抱えているんですね。
そうした裏目標を達成するために、私たちの無意識は関係のないことに注意を向けたり先延ばししたりしてしまうわけです。
④「裏」目標の理由を考える
では、なぜ私たちはそうした裏目標を持っているのか?
言い換えれば、なぜ「周りに認められたい」「プライドを守りたい」と思ってしまうか?を考えてみてください。
ここを深掘りしてみると、たとえば「仕事をスタッフに任せると、自尊心やプライドが失われてしまう」という考えがあったり、「変化するために殻を破って、心の安定を手放すのがイヤだ」という気持ちが横たわっていたりします。
こうして裏目標の理由を自覚できると、「なんだ、そんなことを考えていたのか」と気持ちを切り替えて行動できるようになるでしょう。
おわりに
私がこれまでにみてきた先生の中にも、この4つのフレームワークで自分と向き合うことができると、一気に成長して大きな結果を出せるようになる方が多くいます。
あなたも4つのフレームワークを実践し、無意識が持っている裏目標とその理由について分析してみてください。