今回も前半パートに引き続き、Googleマイビジネスを使ったMEO対策のノウハウについてお伝えしていきます。
店舗集客に携わっている方は、今回取り上げていくMEO対策の知識を、ぜひ活用してくださいね。
ポータルサイトの費用対効果が下がっている
前回の記事でも少し触れましたが、最近の口コミサイトやクーポンサイトでは、より多くのお金をかけないと集客できなくなっています。
なぜなら、いろんな店舗がお金をかけてお客さんを取り合いになる状況になっているから。
そんな状態の中で、今からお金をかけて集客しようとするのは難しいんですね。
もちろん月100万円の宣伝広告費を使えるなら別ですが、月10万円くらいの宣伝広告費では全然足りないと言っていいでしょう。
Googleマイビジネスは0円で集客できる
その点、Googleマイビジネスは0円で利用することができます。
一切お金をかけずに、集客できるようになるというわけです。
また初期費用も必要ないので、 やろうと思えば誰だって今すぐにGoogleマイビジネスを登録できるんです。
見込み客の可能性も高い
さらにGoogleマイビジネスの場合、見込み客がすぐに来てくれる可能性も高くなります。
近くのラーメン屋さんについてGoogleで検索して、検索結果のマップを見て来店する人は、ラーメン屋に行きたいと思っている人ですよね?
あなたのお店のすぐ近くに住んでいる見込みのお客さんが、お店のページを見てくれるわけですから、 来店してくれる可能性が非常に高いんですね。
Googleマイビジネスをやらない理由はない!
Googleマイビジネスは2017〜18年に日本でも始まりましたが、実はまだまだやっている人が少ないのが現状です。
しかし2025年には、Googleマイビジネスが最大に活用されるようになると言われています。
なぜなら、2025年に自動運転が実装されると予測されているから。
自動運転が現実になって、ユーザーが行きたいお店をすぐにおすすめできる…。
そんな未来を見据えて、Googleも「Googleマイビジネス」に力を入れているというわけです。
Googleの判断基準を知ろう
Google側は、ユーザーにとって信憑性が高く、もっとも適切な情報を伝えたいと考えていると、前回の記事でもご紹介しました。
では、Googleはどうやって適切な情報かどうかを判断しているのでしょうか?
その判断基準を理解しておけば、MEO対策も難なくクリアできることでしょう。
MEOの仕組みとは?
まずMEOでは、上位表示させるために必要な要素が3つあることをGoogleが公表しています。
- 検索キーワードと登録情報との関連性
- 検索される場所からの距離
- 店舗の知名度
それがこの3つ。
この3つの項目の中に、MEO対策のためのヒントがすべて詰まっています。
つまり、検索キーワードと私たちのGoogleマイビジネスの登録情報が関連しているほど、引っかかりやすくなる…などですね。
実際にMEO対策をやってみよう
ここからは具体的に、MEO対策のノウハウを4つ、お伝えしていきたいと思います。
①NAPの統一
まず1つ目は、NAPの統一です。
NAPというのは、次の4つの言葉の頭文字を取ったもの。
- Name:店舗名
- Address:住所
- Phone:電話番号
意外に多いことなのですが、Googleマイビジネスの店舗名や住所が、公式HPの店舗名や住所と食い違っていることがあります。
でも、この3つをどのページでも統一して書いてあげないと、GoogleのAIが同一のお店だと判断してくれなくなるわけですね。
特に住所については、3丁目1-26とも書けるし、3-1-26とも書けますよね?
このように書き方がバラバラだと、統一できていない、つまり別のお店と判断されてしまうリスクがあるんです。
ですので、この3つの項目は、必ずHPや口コミサイトなどと統一するようにしてください。
②写真や説明文などの充実
2つ目のポイントは、写真と説明文の充実です。
たとえばお店の外側の写真、内側の写真、スタッフの写真、サービスの写真など。
こうした情報が充実しているかどうかが、MEO対策では大事になってくるんです。
また、写真と同等かそれ以上に大事なのが、説明文。
Googleマイビジネスでは、あなたのビジネスの説明を入力できる場所があります。
ここはかなりのボリュームを書くことができるので、お客さんが使うであろう検索キーワードを含みながら、詳しく書くことがポイントです。
この部分は、いわゆるSEO対策を似ていますね。
③口コミやレビューの充実
Googleマイビジネスでは、お客さんに口コミを書いてもらうことができます。
この口コミやレビューを充実させることが、3つ目のポイントです。
もちろん★5をつけてもらい、いい内容を書いてもらいたいところですが、そこはお客さんが判断するところ。
私たちがやるべきなのは、口コミをしっかり書いてもらうための施策です。
たとえば、「他の人はこんなふうに書いてくれていますよ」と、実際の口コミの画面を見せてあげる。
そうすることで、どんなふうに書いたらいいのかがお客さんに伝わりやすくなります。
天下のGoogleは、事業者はウソをつくけれど、ユーザーはウソをつかないという前提で動いています。
ユーザーファーストのGoogleからすれば、お客さんの口コミやレビューも非常に重く評価されるんですね。
④日々の投稿(情報のアップデート)etc
最新情報や商品の説明、クーポン、キャンペーンなど、日々の投稿を充実させていくことも大切ですね。
中でも注意したいのが、常にアップデートを重ねていくこと。
つまり、Googleに対して「今も営業してますよ」と伝えるべきだということです。
たとえばあなたが飲食店を訪れるとき、Googleマップでは営業中と書かれていたのに、実際に行ってみると閉店していた…なんてことになったらがっかりですよね?
そうした体験をGoogleは特に嫌いますので、「うちのお店は開店してますよ!」と伝える必要がある。
そのために、定期的に投稿をアップして、情報をアップデートすることが大切なのです。
おわりに
MEO対策については、被リンクやサイテーションなど、もっと多くのノウハウが存在します。
これらのノウハウは今後の記事でも紹介していきますので、ここではまず、基本をしっかりと押さえてGoogleマイビジネスを使い始めましょう。