武井壮さんが『大人の学校』という番組の中で語った、「オトナの育て方」という動画があるのを知っていますか?
ビジネスパーソンなら絶対に一度は見るべきYouTube動画なのですが、この記事では武井壮さんの動画をテーマに治療家としての考え方についてお伝えしていこうと思います。
前半パートでは厳しいこともたくさんお伝えしてきたので、後半パートではもっと優しい切り口で書いていきますね。
【動画で見たい方はこちら!】
武井壮さん直面した残念な現実とは?
『大人の学校』の中で語った「オトナの育て方」という動画では、武井壮さんが学生時代、陸上の「10種競技」という種目でナンバーワンを取ったことが紹介されています。
武井壮さんによると、陸上の大会期間中には、会場に1万人くらい見に来てくれるんだそう。
それに対して出場者は500人くらいなので、選手1人あたり20人くらいのお客さんを呼んでいるということになります。
「キングオブアスリートと言われる陸上の「10種競技」でナンバーワンになったのに、自分は一人当たり20人しか呼ぶことができなかった…」
武井壮さんは、こんな現実に直面してハッとしたそうです。
「求められている数」が何よりも重要
当時は武井壮さんは、自分の運動能力を最大限伸ばすことが、自分のやるべきことだと信じて必死にやっていたそう。
しかし、自分の姿はたった20人のお客さんにしか求められていなかったことに気づいたんです。
この「求められている数」があまりにも少ないんじゃないか、少ないものには価値がないんだと考えたそうなんです。
クオリティよりも、ニーズが価値を決める
仮に世界でナンバーワンの品質を誇っているが、誰にも求められていない商品があったとします。
一方で、世界で10位くらいの品質だけど、市場のトップシェアを誇るくらい多くの人に使ってもらえている商品があるとしましょう。
この2つの商品のうち、より大きな価値があるのはどっちでしょうか?
当然、トップシェアを獲得している商品のほうですよね?
治療家にも同じことが言えて、私たちががんばって技術を磨いたとしても、一人も患者さんに求められないなら意味がありません。
一人でも多くの人を幸せにするために、集客の技術を学んでたくさんの人に治療を提供できる環境を作ることが、治療技術と同じくらい大切なのです。
集客しない治療家に、技術の習得はできない
特に何年も続けている治療家の先生は、このことをしっかり身につけないといけません。
というのも、昔の整骨院は、集客なし、宣伝なし、看板をつけるだけでお客さんが来ていたくらいだから。
実際、私も10年前の開業当初は、初月から黒字だったものです。
しかし今は時代が違います。
私も昔は「集客やマーケティングなんて、負け組のやることだ!」って思っていた時期もありました。
でも、現実的に考えてみると、患者さんが来ない治療家に技術の習得はできないことに気づいたんです。
一流の治療家ですら、集客をやっている
この業界には、私もよく知る「ゴットハンド」と呼ばれる一流の治療家がいます。
一流のプロスポーツ選手を治療することもあるその先生は、1回の治療代が3〜5万円ほど。
治療技術が神がかっているので、クチコミだけでもやっていけそうに思えますが、実はちゃんとPPC広告をかけているんです。
私が一生かかっても足元にも及ばないクラスのゴットハンド治療家でも、きちんと集客しているということです。
だったら、一流でもないである私たちが集客しないでいい理由があるでしょうか。
知識を発信するのは、知識を得たものの使命
もちろん治療技術についても日々アップデートしていくのが不可欠だと考えています。
技術をアップデートしないのは、それだけで悪なのではないか、と。
私もせっかく自分で集客する方法を確立したのですから、それを発信していくことが、知識を持つものとしての使命だと考えています。
そのためにこれを呼んでいる皆さんと一緒に、治療家業界や店舗集客で困っている人をサポートしていきたいと願っています。
「無知は罪である」なんて言葉もありますよね。
ゴットハンドになる一番の近道とは
私たち治療家にとっては、たくさんの患者さんを治してあげることが、ゴットハンドになる一番の近道だと思っています。
もちろん私自身もまだまだ未熟者(そこら辺の先生には負けない自信はありますが)。
それでも、少しでも多くの患者さんに幸せになってもらい、治療家の先生にも少しでも多く笑顔になってもらいたいと考えています。
子どもが憧れる職業ナンバーワンに
そして何より、治療家を子どもが憧れる職業ナンバーワンにしたい!という夢もあります。
こういう夢を語っていると、多くの先生が私の話を聞いて変わってくれることがあります
そんな先生をどんどん増やしていけば、経済的にも精神的にも豊かになれるんじゃないかと信じているんです。
理由を説明できる技術を学ぼう
治療の勉強をする際には、「その技術には何の意味があるのか?」「どういう仕組みで効果が出るのか?」を説明できるようになる必要があります。
でも、過去に私が通ったセミナーの中には、「その技術はどういう結果が得られるテクニックなんですか?」と聞いてみたら、「わかりません」と言ってくる人がいたんです。
「創設者の先生がやっていたから」としか説明がなく、ちゃんと自分で説明できないことを教えるのはダメだよね、と衝撃を受けた記憶があります。
お客さんに対して、あなた自身と同じことをすればいい
これは集客でも同じことが言えます。
たとえばこれを呼んでいる先生も、最初は私の存在すら知らなかったはず。
でも、私の存在を知る何かのきっかけがあって、少しばかりの興味でライブを見たり、ブログを読んだりする。
そして「ちょっと話を聞いてみようかな?」という気持ちになり、なんだかんだでアカデミーに入っている…なんて生徒さんもいます。
こうしたあなた自信が経験した気持ちの変化を、未来の患者さんに向けてそのまま再現すればいいのです。
それぞれのSNSで発信すべき内容がある
お客さんに興味を持ってもらえたら、自分の話に共感してもらい、感動してもらう。
そして治療の内容や効果、得られる未来を伝えていくこと。
それが未来の患者さんを増やす大まかな流れになります。
ちなみに、「先生はどうしてInstagramでビフォーアフターを発信しないんですか?」と聞かれたことがあるのですが、これにも理由があります。
それは、興味がない人にビフォーアフターを見せても意味がないから。
私のことをまったく知らないInstagramのフォロワーではなく、少しでも興味を持ってくれているLINE@の友達にビフォーアフターを見せるから、すごい!と思ってもらえるわけです。
このように、Instagramで発信すべき内容と、LINE@で発信すべき内容は違うことも覚えておいてくださいね。
おわりに
治療院集客を成功させるためには、技術屋さんにならないことが大切です。
技術を磨いてゴットハンドになるためには、まず集客の技術を磨く必要がある。
集客して多くの患者さんを治療するから、技術が高まっていくことを念頭に置いて、集客を学んでくださいね。