「いつも自己啓発本を読んでいるけど、正直行動できていない…」そんなことありませんか?
今回は自己啓発本を行動に結びつけるための、3つのポイントについて紹介します。
自己啓発本を読むだけでは、成功できない
あなたは普段、どれくらい自己啓発本を読んでいますか?
読書のうち100%が自己啓発本…なんて人も、もしかしたらいるかもしれません。
自己啓発本を読んでいると、なんだかデキる人になったみたいで、モチベーションも高まっていろんな恩恵が受けられますよね?
でも、自己啓発本を読むだけで満足していたとしたら、それは意味のない読書になっている可能性が高いです。
どれだけ大量に読書をしていたとしても、行動に移せなければ意味がないからです。
100万円のノウハウも、実践しなければゼロ円
たとえば自己啓発本の著者が開催しているセミナーに参加して、100万円の参加費を払ったとしましょう。
そのセミナーで100万円以上の価値があるノウハウを学ぶことができたとしても、それを実践しなければ1円も生み出すことはできません。
どれだけ価値あるノウハウもアイデアも、頭の中にあるままではお金を生み出してはくれません。
その知識をアウトプットするからこそ、売り上げにつながるんですね。
行動→フィードバック→改善の繰り返しが、成功につながる
治療院経営に限らずビジネスというのは、行動してフィードバックを得て、改善していくことの繰り返しです。
たとえば新しい集客方法を試してみて、「お客さんが多くなった」「変わらない」のようなフィードバックを得ることができます。
ここでお客さんが多くなったならそのまま続ければいいし、結果が変わらないなら、集客方法を改善していかないといけません。
こうして繰り返し改善を続けていくことこそ、ビジネスを成功へと導くベストな方法なのです。
自己啓発本を読んだだけで終わっていては、なんの成長も見込めないことが理解できるでしょう。
自己啓発本の著者は、自己啓発本を読まない
そもそも自己啓発本の著者たちは、自己啓発本を読まないという矛盾があります。
もちろん市場の調査のために読むことはあるかもしれませんが、「なんだか自己啓発本を読むモチベーションが湧かないから、自己啓発本を読んでみよう」と考えることはしません。
そんなことをしなくても、自己啓発本を書く行動力もエネルギーも持っているからです。
行動できる人は、本を読む前に行動している
世の中で成功しているお金持ちや実業家が、毎日自己啓発本を読んでいる…というイメージってあまり湧きませんよね?
すでに行動して結果を出せるような人たちは、自己啓発本を読む前に行動を起こしています。
自己啓発本を読んでモチベーションを高める必要もないし、知りたい知識があればもっと効率的に読書しているものです。
自己満足で終わらず、トライしてみよう
自己啓発本を読むと、なんだか気分が高まって仕事ができそうな気になった経験がある人は多いでしょう。
自己啓発本のビジネスモデルとしては、仕事や人生でうまくいっていない読者の心を満たしてあげて、気持ちよくさせることが目的だからです。
もちろん、すべての自己啓発本が価値がないものだとは言いませんし、ときには自己啓発本を読んでエネルギーを補充するのもいいでしょう。
ただし、本を読んだだけの自己満足で終わらせて、何も行動しないのは非常にもったいないこと。
何か1つでも行動を起こしてみて、無駄な読書で終わらせないのが成功の秘訣です。
読書を活かすポイント①本を読む目的を明確にする
では、具体的にどのように読んだら、読書を行動に生かすことができるのでしょうか?
そのポイントとしては、まず「本を読む目的を明確にする」ということが挙げられます。
あなたはなんとなくの気分で読みたい本を選び、惰性でページをめくっていたりしませんか?
なんとなく本を読んでいても、なんとなくの知識しか身につきません。
本を開く前に、「この本からどんな知識を得たいのか?」という目的を定めることが、読書の効率を何倍にも高めるコツなのです。
本を開く前の準備が8割
具体的な方法としては、本の目次をチェックしてみるのがポイントです。
本の目次には、その章の要約となるフレーズが使われています。
目次の文章を読んでみることで、どの部分は自分に必要ないのか、どの部分を読むべきなのかが明確になります。
「第1章は著者の自分語りだから、読まなくて良さそうだ」「第3章は自分が求めるノウハウが書かれている気がする」というように、アタリをつけてみましょう。
その本からどんな知識を得たいのかという目的を明確にし、さらに目次をチェックしてどこを読んだらいいかを理解できると、読書の効率は何倍にも高まります。
読書の時間が半分になったのに、大きな学びが得られて記憶にも定着した…なんてことも珍しくないのです。
読書を活かすポイント②ワンフレーズで要約する
読んだ本の内容を要約するというのも、効率的に読書するために役立つテクニックです。
読書はどうしても受け身の作業になってしまいがちですが、要約することを意識しながら読み進めることによって、自分から積極的に読書できるからです。
当然受け身よりも積極的に読んだほうが記憶に残りやすいですし、集中力も高まりますから、その後の行動にも結びつけやすくなるのです。
もちろん、最初から完璧な要約を目指そうとしなくてもOK。
まずは1冊の本の内容を1行に要約したり、1章の内容を1行に要約することからスタートしてみましょう。
その場で即アウトプットが最強
人間の記憶は、本の内容を覚えようとするときではなく、本の内容を思い出そうとするときにこそ定着します。
つまり、インプットよりもアウトプットのほうが、読書では大切であるということです。
さらにアウトプットはインプットの直後に行うのが効果的なので、読んだその場で要約してしまうのが最強です。
ブログやSNSなどを使って、読んだ本の内容をすぐにアウトプットしてあげるのがおすすめですよ。
読書を活かすポイント③1つだけアクションを起こす
自己啓発本を読んだたら、絶対に何か1つアクションを起こすルールにしてみましょう。
たとえば自己啓発本で「早起きが大事!」と書かれていたら、1日だけでもいいので早起きに挑戦してみる。
すると、普段とは違った気分で仕事に取り組めるようになり、朝型生活にシフトするきっかけになった…なんてこともありえます。
私たちの人生には、大きな変化が訪れることはそれほど多くありません。
それよりも、小さな変化の連続が大きな結果につながるのです。
小さな変化が大きな成功をもたらす
たとえば1回だけ早起きに挑戦したことをきっかけに、夜更かしをやめて朝に集中して仕事をするようになったとしましょう。
脳みそが疲れている夜よりも、リフレッシュした後の朝の時間帯のほうが、仕事の生産性は高まります。
すると、従来よりも何倍ものペースで勉強が進んだり、売り上げがアップしたりする可能性もあるのです。
そうした大きな変化も、もとをたどれば1回の早起きでした。
たかが1回の早起きだとあなどることなく、小さな変化を繰り返せる人が成功を手にするのです。
おわりに
読書の習慣は、成功者なら当たり前のように取り入れている成功習慣の1つです。
でも、単なる読書で終わってはダメで、知識をアウトプットしたり、行動に移したりすることに意味があります。
そんな意識を持って、あなたも読書に取り組んでみてくださいね。