前回に引き続き、今回も売上があがる治療院のポイントについて解説していきます。
売り上げをあげる治療院のポイント③スタミナ
なかなか売上があがっていない治療院に多いのが、スタミナが続かないという共通点です。
私も治療家としての後輩などを見ていると気づくのですが、最初はモチベーションが高くてがんばろうと考えていても、時間が経つにつれて続かなくなってしまう人は多くいます。
これはダイエットでもあるあるですよね。
新年の抱負として「今年はがんばる!」と決意したとしても、2月位にはスタミナ切れを起こしていたりすることは、誰にでも経験があると思います。
私が見てきた中では「本気で売り上げを増やしたいと思っているの?」と思えるような人もたくさんいました。
もちろん、ある程度はその人の生まれ持った性格や気質によるところが影響するとは思います。
みんながみんな信念を持って続けられるわけではないと、私もよく理解しています。
スタミナがない自分を受け入れて、どう対策するか?
それでも途中で諦めちゃダメなんですよね。
たとえスタミナが少なくても、何とか努力を継続していく工夫が必要。
ちなみに私自身も間違いなくスタミナは少ないほうです。
思い立ったらすぐに行動できる反面、それが続かないというタイプです。
本気でやりたいと思うことじゃないと続かないし、本気で始めたことでも「しんどいでしょ?もうやめてもいいんじゃない?」と自分に甘くなってしまう。
だから大切なのは、そんなスタミナがない自分を受け入れてどう対策するかにあります。
師匠から素直に学び、勉強しにいくから行動できる
そこでポイントになってくるのが、前回の記事でも紹介した「素直に学ぶ」ことです。
- 治療の師匠
- 経営者としての師匠
- マーケティングの師匠
私には、少なくともこれら3人の師匠がいます。
今の私が自信を持って治療を施せるようになる「きっかけ」を作ってくれた先生のもとには、今でも月に1回必ず通っているほど。
その先生から治療の技術を勉強しようという狙いもありますし、その先生の空気を吸いたいという気持ちもあります。
そして何より、その師匠に怒られに行っているんですね。
成長し続けないと、幸せになれない
たとえスタミナがなくても行動し続けて、成長し続ける。
これができなければ、治療家として幸福になることはできません。
私はこの仕事を通じて幸せになりたいと思っているし、家族と一緒に笑顔で過ごしたいと思っています。
そして治療家という職業を、子どもにとっての憧れの仕事だと思ってもらいたいと願っています。
そんな理想を今のままで叶えられるかと考えたとき、半年間赤字経営を続けていた私は、当然「このままじゃ夢は叶わない!家族にはしんどい思いをさせてしまう!」と考えました。
だからこそ常に成長し続けないとダメだと痛感したのです。
治療家やビジネスパーソンとしてのライバルは、今も成長を続けています。
その中で自分だけが現状維持していたら、相対的に見れば衰退していくのと同じなんですよね。
私が毎月師匠のところに通っている理由
だからこそ私は今でも、尊敬している師匠のところに毎月必ず行くようにしています。
師匠と一緒にご飯を食べたり、治療を見せてもらったり、ときには銭湯に行ったり、と。
そうしたリラックスしているタイミングでこそ、深いアドバイスをもらえたりもしますから。
つまり私は、師匠に叱ってもらってアドバイスをもらいたいからこそ、師匠のもとに通っているわけです。
なぜなら、そのほうが絶対に成長できるから。
私はもう37歳になりますが、このぐらいの歳になると、私を怒ってくれる人なんてほとんど見つからなくなります。
だからこそ私は、自分を怒ってくれる人からは、絶対に離れないように心がけています。
これを読んでいる先生にも、あなた自身を怒ってくれるような師匠を探してほしいんですね。
師匠の助けがあるから、スタミナがなくても続けている
ちなみに経営者としての師匠は、まったくの別業種に携わっている60歳くらいの先生です。
その師匠にも、人生の先輩として悩んだときには常に相談するようにしています。
こうした師匠たちから素直に学び、行動せざるを得ない環境に身を置くこと。
これができれば、私みたいにスタミナがない人間であっても成長し続けることができるのです。
現状維持=衰退である
過去の私もそうでしたが、多くのビジネスパーソンは「現状維持」という決断を下してしまいがちです。
しかし時代はどんどん変化し、お客さんが求めるものも変わっていくわけですから、現状維持していたらお客さんが選ばれなくなってしまうのが当然です。
時代の変化やお客さんのニーズの変化に合わせて、自分自身も変化していく。
それができるからこそ、お客さんの望むものを提供し続ける治療家になれるんですね。
流行をキャッチする師匠をいかに見つけられるか?
変化し続けることが嫌で現状維持したいと考えるなら、一人の治療家として治療院を営むよりも、雇われの身に戻った方がいいと思います。
しかし多くの先生たちは、自分のやりたい治療を施したいからこそ開業したはずです。
自分のやりたい治療を続けていくためには、自分の力で成長を目指すしかありません。
そのためには時代の流れを敏感に察知できる人を身の回りに置いて、そんな仲間や指針をから学ぶことが不可欠です。
何も私たち自身が、時代の変化をキャッチしてビジネスモデルを変容させていく…なんて必要はありません。
常に新しい刺激をもらい、新しい情報を受け取りながらついていけるような師匠を見つけて、その師匠から素直に学び続けることがポイントです
私も昔は、職人気質でした
私自身もこういったマインドを持つ前は職人気質なタイプでした。
同業の治療科の先生を見つけても、「そんな先生は知らんなあ」という感じで、横の繋がりを持とうなんて考えたことはありませんでした。
しかしこれまでの自分を振り返ってみると、横のつながりは不可欠だなと感じます。
傷の舐め合いとか貶し合い、利害関係を考えるわけではなくて、純粋にアドバイスし合えたり、共感してもらえたり、ときには厳しく叱ってくれる仲間を持つべきなんですね。
あなたには尊敬すべき師匠・メンターがいますか?
この記事を通じてあなたに伝えたかったことはこの部分。
あなたのことをしっかりと考えてくれて、尊敬できる先輩や師匠を、あなたは持っているでしょうか?
その師匠から素直に学びをもらって、行動せざるを得ない環境に身を置き、スタミナ切れを起こすことなく行動し続けられていますか?
師匠やメンターから正しいことを学びながら行動し続けることができれば、必ず売上はあがっていきますよ。
おわりに
- ①素直さ
- ②行動力
- ③スタミナ
この3つが、売上があがる治療院に共通するポイントであることを解説してきました。
これらの要素をしっかりと押さえて、治療院の売上アップを目指してくださいね。