思考停止は何がダメなのか?具体的なデメリット

治療院経営でもビジネスでも勉強でも、思考停止している人は成長がなく、前に進むことができません。

考えることをやめるということは、イコールで行動をやめるということでもあるからです。

ライバルたちがみんな試行錯誤しながら行動し続けているのに、自分だけ思考停止してサボってしまえば、置いてけぼりになるのは当たり前ですよね?

でも、無意識のうちに思考停止に陥ってしまい、行動力やモチベーションが下がってしまっているビジネスパーソンが多くいます。

今回は思考停止の弊害についてピックアップして、思考停止を改善していくための方法についても解説していきましょう。

思考停止の弊害①自分からアクションを起こせない

思考停止に陥ってしまうと、自分で決断を下してアクションを起こすことができなくなります。

たとえば、治療院経営を成功させたいと考えているけど「Instagramってやったほうがいいんですか?」「LINE@もやっぱり必要ですか?」と私に質問してくる…みたいなイメージ。

こうした質問にお答えするのは簡単です。

Instagramは絶対にやるべきだし、LINE@も絶対に外してはいけない。

でも、このような質問を送ってくる時点で、思考停止していると危機感を持つべきです。

もう学生ではないのですから、「InstagramやLINE@をやるべきか?」なんて決断は、自分自身ですぐに下せなければダメ。

自分で決断するリスクを負わず、誰か他人に聞いてやるべきことを教えてもらおうとする人は、成功する可能性は限りなく低いでしょう。

「あの人が言っていたからやる」のではなくて、「自分でやると決めたから、やる!」という考え方に切り替えて欲しいのです。

思考停止の弊害②表面だけ真似て、本質を学べない

ビジネスの世界では、いわゆる「ノウハウコレクター」と呼ばれる人たちがいます。

ノウハウだけをいろんな人から聞いて回ってコレクションするけど、実際の行動には移せていない…という人たちです。

稼げるノウハウは確かに貴重ですし、学ばなくていいと言いたいわけではありません。

でも、ノウハウそれ自体には1円の価値もないことに気づきましょう。

ノウハウを自分で試してみて、売り上げにつながってはじめて、価値が生まれるということです。

そしてノウハウを実践して価値を生み出すためには、ノウハウの裏にある本質も理解しておかないといけません。

たとえば、ビジネスの本質は「お客様のお悩み解決」にあります。

決して「お金を稼ぐこと」が本質ではない。

この本質を間違ってしまうと、たとえいいノウハウを持っていたとしても、間違った方向に働いてしまうんですね。

思考停止の弊害③人の時間を奪ってしまう

私たちにとって、お金よりもずっと貴重な資源があります。

それは、1日24時間しかない「時間」です。

成功しているビジネスパーソンほど時間を大切にする傾向があり、ムダな時間を過ごしたりすることはありません。

でも、思考停止していると時間の大切さに考えが及ばず、人の時間も平気で奪ってしまうことがあります。

具体的には、わからないことをなんでも人に聞いて解決しようとする人たちです。

Googleで検索したらすぐに出てくるような知識を、わざわざ人に聞いて解決しようとするのは賢明ではありません。

仮に人に質問したいことがあったとしても、まずは自分で1時間じっくり調べてみる。

そうすれば相手の時間を奪うことがなくなりますし、検索力やリサーチ力が身について、治療院経営にもプラスの効果をもたらすでしょう。

思考停止の弊害④相手の立場になって提案できない

「お客様のお悩み解決」というビジネスの本質を踏まえて行動するなら、お客様の立場になって考えることが不可欠です。

お客様の気持ちを考え、どういう感情で来店予約をしてくれるのかを知るべきなんですね。

でも、思考停止してしまっていると、そもそも相手の立場になって考えることができません。

あなたの治療の質が高いのか低いのかを決めるのは、あなた自身ではなく、あくまでもお客様。

相手の立場になって考える習慣を身につけて、お客様の気持ちになって行動できないと、いつまでも結果が出ないのです。

思考停止の弊害⑤意味のないことにこだわる

仮にですが、私のLINEやYouTubeに対して、いきなり「血液型を教えてください!」という質問が来たとします。

もちろん質問は大歓迎ですし、どんな質問にも正直にお答えしたいと考えています。

でも、ときどき「それを知って、何がしたいの?」と思えるような質問が来ることもあります。

血液型がどれかを聞いたとして、治療院経営がプラスに働いたり、特別なスキルが身に付いたりすることはありませんよね?

私は雑談は全部意味がない!と言いたいわけではありません。

私だって雑談は大好きですが、ビジネスシーンにおいて意味のないことにこだわるのはやめましょうってことをお伝えしたいのです。

思考停止を改善!行動し続けるための3つのポイント

ビジネスパーソンが思考停止してしまうと、さまざまな弊害があることはよく理解できたと思います。

では、思考停止から抜け出し、これから改善していきたいと考えたときには、どのように行動していったらいいのか?

そう考えたときに役立つ、3つのポイントについても紹介しましょう。

人の思考を真似する

思考停止を改善して、深い思考力を身につけたいと考えるなら、一流の人の思考に触れてみるのが大切です。

具体的には、成功者が書いている本を読んでみて、どのような思考回路で物事を考えているのかをチェックしてみるのです。

本を通じて成功者の思考を真似できると、それだけでも思考停止から抜け出す大きなきっかけになります。

成功者の本からは、ビジネスマインドや具体的なノウハウを学べることも多いので、一石二鳥ですね。

自分の力で問題を解決する

すぐ人に聞いてしまったり、自分で決断を下すことができない人の場合には、まずは自分で問題解決をやってみるトレーニングが効果的です。

たとえば、何かわからないことがあったときに、Googleを使ってひたすら調べてみる。

最初のうちは、問題を解決できる情報を見つけられないかもしれません。

でも、あえて自分の力だけで解決しようとする姿勢が、思考力を大きく伸ばします。

人に聞いてピンポイントで問題を解決するのではなく、自分で調べることで全体像を見て解決できるというメリットもありますよ。

紙に書き出して考える

思考力を鍛えるポイントとして、紙に書き出して物事を考えるというテクニックもあります。

頭の中で考えるだけよりも、思考を紙にアウトプットしながら考えるほうが、ずっと思考力が高まるんですね。

これは感情のコントロールにも役立つテクニックで、うまくいかないときやイライラしたときは、とにかく手を動かして客観視してみることが大切。

客観的に物事を考えるだけでも、思考力を大きく伸ばすことができるのです。

おわりに

これまで思考停止状態だった人が、自分の頭で考えて行動できるようになるまでには、大きな手間や時間がかかります。

でも、自分で考えて問題を解決できるようになると、ビジネスでは無敵です。

ここで紹介したテクニックを使って、あなたも思考を深めていきましょう。