「どれだけがんばっても、思うような成果が出ない…」
そんなふうに感じる瞬間ってありませんか?
治療院経営は明確な正解がない世界でもあるので、間違った方法や間違った方向でやってしまうと、何をやってもうまくいかない状況に追い込まれることがあります。
とはいえ、ほとんどの場合は努力を継続しさえすれば、何らかの結果につながるもの。
しかし多くの経営者は、結果につながる前に諦めてしまって、来た道を引き返してしまうせいで、せっかくのチャンスを逃してしまいます。
今回は、努力しているのに成果が出ないと感じるとき、どのように考え、行動したらいいのかを解説します。
あと一歩続ければ、成果を手にしていた
こちらのイラストは目にしたことがあるでしょうか?
一人のビジネスマンは、結果につながる直前で諦め、来た道を引き返してしまいます。
しかしもう一人のビジネスマンは、諦めずに継続しており、今にも結果を手にしそうな状態にあります。
似たようなイラストは、どこかで目にしたことがあるかもしれません。
このイラストでは、ビジネスにおいて「継続」することがいかに大切かを教えてくれているんですね。
結果が出ないと感じるのは、あなただけじゃない
ひたすら努力しているのに結果が出ない…そんなふうに感じるのは、あなただけのことではありません。
なかなか結果に結びつかずにフラストレーションが溜まるのは、治療院を経営していれば珍しくないことです。
「2:8の法則」という言葉があるように、全体の80%の成果を手に入れるためには、2割の努力だけでいいとされます。
しかし残り20%の成果を手にいれて100%を得るためには、8割の努力が必要になる。
私たち治療家としてのスキルも、1年間集中して取り組めば、完璧と呼ばれる状態の80%は目指すことができます。
しかし100%の治療スキルを目指そうとすると、途方もない時間がかかってしまう。
「全然治療のスキルが上がったように感じない」と、ストレスに悩むのも当たり前なんですね。
「あと一歩の努力」ですべてが決まる
冒頭のイラストにもあったように、多くの人は結果が出る一歩手前で諦め、引き返してしまいます。
「あと一歩の努力」ができる一部の人だけが、大きな結果を手にして治療院経営に成功するわけです。
治療家として成功するために必要なのは、一時期の努力ではありません。
ひたすら努力を継続することこそが、成功を引き寄せる要因なんですね。
経営は右肩上がりで成長する?
ビジネスでよくある勘違いが、「業績は右肩上がりに上昇していくものだ」という考えがあります。
たとえば、治療院の売り上げが1年目に1000万円、2年目に2000万円、3年目には4000万円と、年々同じようなペースで増加するというイメージです。
しかし実際には、ビジネスというのは直線で成長するものではありません。
ある地点を超えたタイミングで、これまでの10倍、100倍の成果を叩き出すのが普通です。
1年目は1000万円、2年目も1000万円、3年目も1000万円…、でも、8年目に突然1億円の売り上げになった…みたいなことが起こりうるわけですね。
しかし、多くの治療院は7年目の段階で「もう続けても意味がないのかな…」と、お店を閉じたり努力を諦めてしまうのです。
「ブレイクポイント」で一気に加速する法則
このように一気に成長を見せる時期のことを「ブレイクポイント」と呼びます。
これはブログやYouTubeを使った集客にも同じことが言えて、毎日コツコツと記事や動画をアップしていくと、ある時点を境に一気にアクセス数が増えることがあります。
コツコツとコンテンツをアップし続けていることがGoogleやYouTubeのアルゴリズムに評価されて、一気にユーザーの目に入りやすくなるからですね。
継続こそが、ブレイクポイントを破るコツ
ブレイクポイントがどの時期で訪れるのか、どれくらいのコンテンツが必要なのかは、人によってさまざまなので誰にもわかりません。
ただ1つ確かなのは、ブレイクポイントが訪れるまでひたすら継続する人が、大きな結果を手にするという事実です。
もしかしたら今日の記事や動画がインフルエンサーにシェアされて、一気にバズり、ブレイクポイントを突破する可能性だって十分にあるのです。
しかし、結果につながらないからと今日の発信をサボってしまえば、チャンスを逃してしまいます。
なかなか結果につながらない「停滞期」を乗り越えよう
ブレイクポイントに到達する前には、必ず停滞期が訪れます。
つまり、どれだけがんばってもほとんど成果につながらない時期のことです。
治療のスキルは確実に高まっているし、ブログやYouTubeのクオリティもどんどん高まっている。
なのにお客さんが集まらず、アクセス数が伸びないことが珍しくないんですね。
停滞期で挫折したら、何も残らない
このような停滞期に直面した多くの人が、挫折を経験します。
がんばってもなかなか成果が手に入らないので、続けるモチベーションが切れてしまうんですね。
誰だってがんばった分の成果がもらえないなら、その仕事を放り出したくなるでしょう。
「もうすぐ停滞期が来る」と心の準備をしておこう
治療院経営をやっていく上では、停滞期は必ず直面する問題です。
どれだけ集客や治療の技術を磨いたとしても、必ず一度は停滞期を経験します。
そのときに「がんばってもうまくいかないから、今日はサボっちゃおうかな」と考えるか、それとも「まだ結果は出ないけど、続けていけばうまくいくはずだ!」と考えるか。
この考え方の違いが、最終的な結果を大きく左右します。
「もうすぐ停滞期が来るかもしれない」と事前に備えておいて、停滞期にも努力を継続すれば、きっと成功がやってくるでしょう。
続けることは、成功につながる最強スキル
この記事で言いたいのは、シンプルに「とにかく続けよう」ということです。
途中で諦めて挫折さえしなければ、ビジネスは決して失敗しません。
失敗というのは努力を諦めて「もうダメだ」とギブアップしてしまうことなので、ギブアップせずに戦い続ける限り、失敗ではないのです。
このような続けるスキルを持ってさえいれば、治療院経営は絶対にうまくいきます。
意志の力だけでは、続かない
ただし、続けるスキルを「意志の力」や「自制心」で支えるのは賢明ではありません。
自分を律して毎日努力しようとするのは、非常に大きなエネルギーを使います。
たまたま仕事で疲れているときに、「今日は疲れているから明日にしよう」と、言い訳してしまう可能性があるのです。
続ける「仕組み」を作ろう
継続で大切なのは、続ける仕組みを作ること。
たとえば、「今日からブログとYouTubeを毎日更新します!」と、SNSで宣言してみるのもいいですね。
あるいは、経営者仲間と一緒になって「SNSの発信をサボったら、相手に1万円」という罰ゲームを設定してもいいでしょう。
「毎日この時間になったらブログを書く。疲れている日はタイトルだけ考える」のようなルールを作ることでも、ずっと楽に継続できるはずですよ。
おわりに
努力しているのに結果が出ないと感じるのは、あなたのビジネスが停滞期に入っているからという理由が考えられます。
停滞期を抜け出すためには、とにかく努力を継続するのが大切。
その際には、意志の力に頼るのではなく、続ける仕組みを作ることを心がけてくださいね。