前回の記事では、LINE@の具体的な配信方法の前半パートとして、見込み客の4タイプについてご紹介してきました。
後半パートのこの記事では、いよいよ具体的な配信方法について触れていきたいと思います。
具体的にどんなノウハウを紹介していくのかというと、LINE@の配信では欠かせない「スケジュール管理」をテーマにしていきたいと思います。
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重要だけど緊急じゃないことをやれていますか?
これを読んでいる先生には、これからやるべきことがたくさんなると思います。
日々の仕事でやらなければならないことではなく、「やるべきこと」です。
つまり、目の前の患者さんの治療など、重要かつ緊急なものではなくて、自分の成長につながるような行動。
要するに、自己投資のことですね。
長期的に治療家として成功したいと考えるなら、自己投資のためにお金も時間も労力も費やしていかないといけません。
実はこれが、LINE@の配信でも大事になってくる本質的な考え方なんです。
LINE@に登録してくれるお客さんは、どんな人?
今回はLINE@についての基本的なところはスキップして、がっつりとノウハウ部分についてお伝えしていきましょう。
そもそもLINE@というのは教育のためのツールで、コミュニケーションを取るのが大切になってきます。
そのために有益な情報を発信したり、価値観を共有したりして自分自身のことを知ってもらう。
よくLINE@の配信で「今日はコロナでお休みします」と配信するところがありますが、それだけでは意味がないということです。
興味があるけど、信用はしていない
そもそもあなたのLINE@に登録してくれるお客さんは、少なくともあなたに対して興味を持ってくれています。
ただ、あなたのことを信用しているわけではない段階です。
このスタート地点から、情報発信や価値観の共有を行うことで、「この人は私の利益になることを考えてくれているんだな」と感じてもらえるようになります。
その結果、お客さんとの距離が少しずつ近づいていき、来店予約につながるというわけですね。
LINE@配信のスケジュール管理をしよう
では、お客さんとの距離を縮めるために一番優先してやるべきことは何でしょうか?
その答えは、LINE@の「スケジュール管理」です。
そもそもスケジュール管理とはどんなことを指すのかというと、一般的な意味で「予定を管理する」というニュアンスではありません。
そうではなく、スケジュール=行動、つまり「行動管理」が大事になってきます。
予定の管理ではダメ。行動を管理する
単なる「予定」の管理だと、たとえば気分が乗らない日にはサボってしまう可能性が高いです。
たとえばうちの整骨院でも、がんばってスタッフのモチベーションを高めたはずなのに、翌日にはスタッフのテンションがガクンと下がっていたりするものです。
私たち自身も同じように、やるべきことがあるのはわかっているにもかかわらず、できなくなってしまうことがよくありますよね。
一人の経営者として、気分で行動しない
治療院を経営するなら、立派な一人の経営者です。
私自身も、スタッフや家族を守っていかないとダメだと考えています。
そんな私が、日々の気分に左右されていてはいけないんですよね。
だからこそ、予定ではなく行動を管理して、「この日にはこれをやる!」と決めてしまう。
具体的に言えば、LINE@で配信する日程と内容を、事前に決めておくということです。
スケジュール管理は、ゴールから逆算しよう
スケジュールを管理するにあたっては、最初に決めておきたいのが最終的なゴールです。
つまり、どうやってLINE@の友達の背中を押して、来店予約を入れてもらうか。
ベストなのは、YouTubeライブですね。
うちの嶋橋整骨院でも、毎週木曜日にはライブをやると決めています。
ここでは1ヶ月のスケジュールの中で、月の最終木曜日にライブをやると決めたとしましょう。
どんな目的でYouTubeライブをやるか?
ライブの日程を決めたら、次にどんな目的でYouTubeライブを配信するのかを決めます。
たとえばこのブログのように、「県を超えて来店されるLINEの配信」をテーマにしてもいいですね。
このテーマでライブで喋るとしたら、どんなふうにお客さんに接していったらいいかを考えます。
ソリューションを持っていることを、ライブで伝える
たとえば、「あなたの体って、そんなに価値がないものですか?」というメッセージを軸にしてもいいですね。
「自分の大切な体を、日常生活圏にある整骨院でケアするだけで、本当にいいんですか?」と。
続けて、「うちの整骨院にきていただければ、こんなケアを施して体の調子を整えますよ」と、自分がお客さんの悩みを解決できることを伝えます。
このようにお客さんの背中を押すことで、「LINE@から予約してくださいね!」と、来店につなげることができるのです。
もしライブが難しいなら、YouTube動画をアップして見せるだけでもOKです。
ライブの前に、お客さんの行動を促す
YouTubeライブであれYouTube動画であれ、スケジュールを入れた前日に「明日ライブやります!」と告知しただけでは、お客さんは集まりません。
ライブの内容も大事ですが、それ以前に「行動するクセ」をつけてもらう必要があります。
人は行動するのをめんどくさがる生き物なので、日頃から行動する習慣を持ってもらわないと、ライブにも参加してもらえなくなるんですね。
具体的には、LINE@の配信で「これに当てはまる人は、スタンプを押してください!」のように呼びかけていきます。
「こういう悩みを持っている人はいますか?」「1番と2番どっちがいいですか?」という感じで配信してみて、スタンプやコメントを促すわけですね。
有益な情報だけ発信していても、来店してもらえない
LINE@といえば、健康情報の配信のためだけに使っているという人も多いと思います。
正直にいえば、そうした情報は単なるエサでしかありません。
最終的には、行動を促したり危機感を煽ったりするのが目的にあります。
「でも、こういうことをやれば大丈夫です!そんな動画を作ったんですが、みたいですか?」という流れで、来店まで連れてくるイメージです。
そのときにはLINE@の配信に載せるだけではなく、ホーム画面に投稿して「よかったらスタンプ押してくださいね」と呼び掛ければ、スタンプを押してくれた人の友達のタイムラインにも、ライブや動画が拡散されるという上級テクニックもありますよ。
おわりに
LINE@では有益な情報を配信することが欠かせません。
しかし、それだけではお客さんとの距離を縮めることができないんです。
配信スケジュールを組んで予約配信を設定し、お客さんからの反応をもらいながらライブを開催する。
こうした流れでLINE@を使えば、きっと県外からもお客さんが押し寄せる治療院になりますよ。