前半の記事では、人気が出るお店を作るために、人気が出る人の特徴を考えてきました。

お客さんの真のニーズを理解して、人とのつながりを大切にできるお店…。

そんなお店こそ、集客に困らない治療院になるのです。

後半となるこの記事では、集客していく上で欠かせない「今と昔の違い」についてお伝えしていきます。

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今と昔で、世界は大きく変わった

治療院経営をしていく上で考えておかなければならないこととして、「今と昔の違い」が挙げられます。

特にここ数年では、世界は大きく変化しましたよね?

さまざまな技術が発達し、人々が求める価値も変わっていきました。

食べるものにすら困っている時代には、スマホを開発したって誰も喜びません。

でも、安くたたくさん作れる作物は、当時の時代では非常に重宝されたことでしょう。

すでに「便利なもの」は飽和状態

今の時代を考えてみると、世の中のお客さんが求めているのはどんな商品でしょうか?

便利で高機能な冷蔵庫やスマホでしょうか?

きっと、多くの人にとっては最新の冷蔵庫やスマホは機能が多すぎて、ほんの少ししか機能を使えてないのが普通でしょう。

ほとんどの人は、iPhoneで電話やメール、SNS、目覚ましなどの機能しか使っていません。

このように、今や便利すぎる時代になっているので、単に便利なものには魅力を感じなくなっています。

物質的に豊かな現代で、お客さんが何を求めているのか?それを理解するのが、治療院集客のスタート地点です。

心こそ、お客さんが求める商品

結論から先に言ってしまうと、現代のお客さんが求めるのは「心」です。

心の豊かさや思いやり、承認欲求なども同じ意味合いですね。

つまり、お客さんに対して心を提供するのが理想の状態です。

もちろん、言葉にはできても、実際に行動するのは難しいのですが。

困りごとがあったとき、今と昔はどうやって解決する?

仮に昔の人が何か困りごとに直面したとき、そして現代の人々が困りごとを解決したいと考えたとき、それぞれ次のようなアクションを起こします。

  • 昔:基本的に人に聞く(口コミ)
  • 今:WebやSNSで調べる(ググる、タグる)

今やInstagramでハッシュタング検索をすれば、いくらでも情報が手に入る時代です。

レストランの口コミや写真なども、消費者視点のリアルな声が聞けるようになります。

SNSでお客さんに選ばれる治療院になるために

もちろん今でも、身近な人の口コミに頼ってレストランを選ぶことはあるでしょう。

でも、Instagramより多くの人の口コミをチェックしてから、お店を選ぶこともできるのが現代です。

あなたのお客さんが、WebやSNSを使って悩みを解決する方法を検索。

その中で「こっちの治療院がいいかな?」「この治療院かな?」と選択することになります。

そうしたお客さんがあなたの治療院を選ぶとき、どんな要因があるのでしょうか?

なぜお客さんはあなたに興味を持つのか?

実際のInstagramでは、あなた自身やお店、商品のコンセプトなどを発信していくのもポイントです。

しかし情報発信以上に、お客さんの興味関心を引くことができるテクニックがあります。

それは一体なんだと思いますか?

人はストーリーに強く惹かれる生き物

ずばり、ストーリー性(物語性)です。

人は物語が大好きな性質を持っており、世の中に出回っているベストセラーも、間違いなくストーリー性が備わっています。

たとえば、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』という本もそう。

『マネジメント』という本の内容をストーリー化したことによって、これだけの人気作になったんですね。

ストーリーの中で、価値観や考えを伝えて、共感してもらおう

子ども向けの昔話のように、ストーリーの中には教訓が眠っています。

物語として受け継ぐことで、記憶にも残りやすくなる。

そうした物語の中に教訓を仕組んでおくことで、生き延びる知恵をつけていったんですね。

あなたも自分のストーリーを見せて、あなたの価値観や考え、苦労したことについて情報発信していくことをおすすめします。

それによってお客さんからの共感が集まり、心を通わせることができるのですから。

「今すぐ客」を狙うのは、非常に難しい

具体的にどんなノウハウを実践したらいいのでしょうか?

まず広告やチラシのような方法の場合は、「HPを見て来ました!」「チラシを見て来ました!」というお客さんが増えます。

こうしたお客さんを「今すぐ客」と呼びますが、全体のうち今すぐ客はごくわずか。

割合としては非常に少ないので、大企業に持っていかれがちなお客さんでもあります。

圧倒的に人数が多い「そのうち客」を集めよう

そしてお客さんの大半を占めるのが、「そのうち客」と呼ばれるお客さんです。

そのうち客は圧倒的に人口が多いので、ここにアプローチできればお客さんには困らなくなります。

多くの治療院では、お金をバンバン使って「今すぐ客」を狙う傾向があります。

お金がたくさんあるところほど有利なので、そんなところで小さな治療院が勝てるはずもありません。

そこで弱者がやるべき戦略として、「そのうち客」を集めることが重要なのです。

悩みを抱えて入るけれど、すぐに行動するほどでもない…というお客さんのことですね。

潜在客をどうやって育てるか?

そしてもう1つ、自分の体が悪くなっていることに気付いていない、治療やメンテナンスを必要とすることがわかっていない「潜在客」もターゲットです。

治療する必要性について教育して、あなたにとっての今すぐ客に育てていくといいでしょう。

これができるのが、SNSとLINE@を使った集客方法になります。

そのうち客や潜在客を集め、教育するスキルを身につけさえすれば、集客に困ることだってなくなるはずですよ。

おわりに

ここでは「今と昔の違い」をテーマに、これからのビジネスモデルについて解説してきました。

ストーリー性を打ち出して、今すぐ客を教育し、集客を成功させる…。

そんなやり方を、治療院経営で取り入れてみてくださいね。