治療院氷河期をどう乗り越えるか?
最近はこの業界では、「治療院氷河期」なんて言われることもあります。
非常に厳しい現実に直面している中で、どんな集客方法を使えば生き残っていくことができるのか?
それを今回の記事でお伝えしていきたいと思います。
【治療院向け】効果的な4つの集客方法
治療院の先生向けの集客方法といえば、もっともメジャーで効果が高いとされているのは次のような手法でしょう。
- SNS
- LINE@
- HP
- チラシ
集客方法にもリアルな場で行うオフライン戦略と、ネット上で行うオンライン戦略の2種類がありますよね。
これらのうちHPやチラシには、集客のためにコストがかかるという性質があります。
たとえばHPを作ってオープンするなら、業者に依頼すれば最低50万円の費用がかかったりします。
お客さんに認知してもらうためにPPC広告やSEO対策にも取り組めば、さらなるコストがかさんでくるでしょう。
チラシに関しても同様で、たとえ自分でデザインや文章を考えるにしても、印刷代やポスティング代が必要になってくるはず。
一方でSNSやLINE@なら、完全無料で使うことができます。
正しいノウハウがあれば、どの手法でも集客できる!
これらの手法のうち、正しいノウハウを身につけていれば、どれを使っても効果を出すことはできます。
正しいノウハウというのは、たとえばマーケティング理論などがあげられます。
よく集客できている治療院の先生のやり方をマネする人がありますが、手法だけをマネしても、その裏にあるマーケティング理論を理解できていなければ、同じことをやっても結果は出ないのです。
お客さんの行動心理や、あり方・考え方も不可欠
マーケティング理論以外にも、人間の行動心理について学ぶことも必要です。
あなたの治療院に将来訪れてくれるだろう見込みのお客さんが、「今どんなことに悩んでいるのか?」「どんな痛みを抱えているのか?」としっかりと理解することですね。
「どんな理想の未来を描いているのか?」「本当はどんな人生を歩みたいと考えているのか?」までをしっかりと頭に入れて、「このままじゃヤバイですよ」「今すぐに治療しましょう」と伝えてくことが欠かせないのです。
こうしたノウハウを学んでおけば、SNSやLINE@はもちろん、HPやチラシを使っていたとしても効果は出ることでしょう。
逆にいえば、こうした知識なしでSNS集客、LINE@集客を始めたとしても、お客さんは集まらないということです。
あなた自身の価値観が結果を左右する
マーケティング知識や行動心理の理解も大切ではあるのですが、それ以上に重要になるものも1つあります。
それは、あなた自身のあり方・考え方です。
あなたがどんな価値観を持って治療に携わっているのか?どういう夢を持って働いているのか?
こうした「想い」を明確に持っていれば、それがエネルギーとなってマーケティング知識・行動心理を学ぶきっかけになりますし、どんな集客方法を使っても結果が出せるようになるのです。
コストゼロのSNS集客から始めよう
ちなみに私が実際にやっているのは、SNSとLINEの2つだけを使った集客です。
お客さんを集めるためには一切お金をかけていないのですが、私の店舗だけで月300万円、分院を合わせると500万円の売り上げを手にしています。
ただ、私と同じようにSNSを使って、LINE@を配信したとしても、すぐにお客さんが集まるようにはならないはずです。
なぜなら、ノウハウやあり方・考え方が定まっていないから。
治療院の集客では、どんな手法を使うかはもちろん大切ではあるのですが、それ以上にノウハウを学ぶこと、あり方・考え方を明確にすることが求められるんですね。
『7つの習慣』に学ぶ成功法則
前置きが長くなりましたが、今回の本題に入っていきましょう。
あなたは、世界的なベストセラー本『7つの習慣』を読んだことがあるでしょうか?
『7つの習慣』には、私たちが本当の意味で「成功」を手にするための方法が書かれています。
私もこれまでに何度も繰り返し読んできましたし、マンガ版の『7つの習慣』を院内に置いているほど。
その7つの習慣の中で一番大切なポイントとしては、次の3つがあります。
- ①スタート
- ②ゴール
- ③方法
つまり、自分のスタート地点を確認して、人生のゴールを定める。
そしてゴールに到達するまでの方法を知ることで、個人としての成功が手に入るということですね。
①スタート「主体的であること」
まず①スタートに関していえば、『7つの習慣』では「主体的であること」が大切だと書かれています。
世の中の多くの人は、自分でコントロールできないことに注意を向けてしまいがち。
しかし、成功するために大切なのは自分でコントロールできることに注意を向けることにあります。
たとえば、私たちが何かマイナスな出来事に遭遇してしまったとして、その出来事をなんとかしようとしても変えることはできませんよね。
一方で、その出来事をどう解釈するかは自分で操作することができます。
マイナスな出来事で「なんて自分はダメなんだろう…」と考えるのではなく、「次はこうならないように対策しよう」と考えていくイメージです。
このように、私たちは自分が操作できることだけにフォーカスしていく必要があるのです。
②ゴール「終わりを思い描く」
その次に考えるべきなのは、私たちにとっての人生のゴールです。
つまり、自分がどんな状態になったら成功したと言えるのかを決めていくということです。
具体的には、「自分が死んだ後、葬式に参列してくれた人に弔辞でなんと言われたいかを考えなさい」と『7つの習慣』には書かれています。
たとえば私だったら、自分が死んだあとに仕事の仲間や家族、友達などから次のように言われたいなと考えています。
- 「あなたがいたから、今の自分がいるんです」
- 「あなたのおかげで、人生が変わりました!」
私にとっては、自分の死後にこんなふうに言ってもらえることが、人生の成功だと定義しているんですね。
では、そのゴールにたどり着くためにはどんな方法を取ったらいいのか?
それを次回の記事で解説していきましょう。
おわりに
今回は治療院にとってもっとも効果のある集客方法と、『7つの習慣』をもとにした成功するための考え方について紹介してきました。
集客に悩んでいる先生は、ぜひ参考にしてみてくださいね。